「会社を辞めたい」と一度でも思ったなら転職後の自分をシミュレーションしてみるべき[転職の想像はタダ]

転職しようか悩んでいるのですがどうすればいいですか?

会社を辞めた気持ちになって“具体的に”シミュレーションしてみましょう

会社を辞める前にシミュレーション

「会社を辞めようかどうしようか」「良い条件で転職って出来るんだろうか?」あなたも一度ぐらいは悩んだ経験があるのではないでしょうか?もちろん私もその一人です。私は過労による鬱からしばらく出社拒否をした経験があります。

結果的には元の会社に戻ることになったのですが、いくつかその決め手となった要因の中に「他の求人情報を見ていたら今の会社がマシに思えた」ということがあります。

つまり真剣に転職を考えた時に今の環境の恵まれている部分も見えたということです。(もちろん悪い部分は解決したわけではありませんが)

もうひとつ、「自分って他の会社にとって欲しいと思ってくれる人材なのだろうか」という自分の価値を見つめ直す時間を取れたことも大きいと思います。自分の強みが今の会社のほうが活かせるならとどまればいいですし、他の会社のほうが活かせると判断できれば転職すればいいだけのことです。また簡単に転職といっても退職から応募、採用面接や採用後の新しい環境での生活など、たくさんの変化や労力が待ち構えています。

会社を辞めることを想像するのはタダです。転職活動のシミュレーションもタダです。実際の転職活動も無料で出来ます。

悩むぐらいなら、実際にシミュレーションしてみると本当にスッキリしますよ。当たり前の話をしていますが、これ、妥協せずに転職したり今の会社でステップアップするのにも効果抜群ですので会社を辞めようと思っていない方もぜひ一度やってみてください。

今日のポイント:会社を辞めるか悩んだら
  1. 実際に辞めたつもりで具体的に考える、動いてみる
  2. 自分の価値(値段)を見つめ直す
  3. 転職先にも同じ悩みがあると心得る

会社を辞めたいと思ったら辞めた“つもり”で具体的に考える

考えるのはタダですので、これほどいい話はありません。想像の中で、会社を辞めてみましょう。そうするとリアルに色々な疑問や不安が出てきます。

  • 次の仕事ってちゃんと決まるのかな
  • 履歴書ってどう書くんだっけ
  • 自分の会社の退職規定ってどこに書いてあったっけ
  • 今の仕事を誰に引き継げばいいんだろう
  • 家族は賛成してくれるだろうか
  • 市区町村への手続きってどれだけあるんだろう

どうですか?すごく面倒な気分になってきませんか?笑

ちょっと上司に嫌なことを言われたぐらいの気持ちだったら「我慢して今の会社に残るか」とすぐに決定できてしまいそうですね。嫌な上司のせいで、上記のような手続きや作業をしなければならないのも悔しいような気もします。会社そのものがブラックで、あなたが人生をそそぐに値しないようならこれらの手続きも前向きにやっていけるでしょう。

もうひとつだけアドバイスです。いい機会なので、あなたの経歴や仕事の成果を振り返って整理してみましょう。これは会社に残るにしても気持ちの整理や自分への客観的な評価が出来て、明日からの働き方に変化が生まれます。

「こんなに頑張ってきたんだ」「まだまだ考えが甘かったかな」など、自分の見つめ直しをする機会にしてみてください。

また転職へ舵を切る場合にしても、前職でやってきた仕事の成果をまとめておく必要があります。「職務経歴書」というものですね。在籍中ならあなたの所属してきた部署やその年月日、業務内容や役職などを調べることが出来ますから書き留めて起きましょう。

例えばですが、以下のようなことを「職務経歴書」に書くことになります。

職務経歴書(例)
  1. 2015年〜現在:株式会社〇〇フーズ
  2. 事業内容:食品の製造・販売 資本金1億 従業員数3千人
  3. 配属先:品質管理部
  4. 職位:主任
  5. 業務解消:バター等乳製品の品質管理業務に従事
  6. 業務詳細:微生物検査、菌検査培地作成、品質報告書の作成・・
  7. 主な実績:〇〇で高評価を獲得、シェア○%アップ

これらの細かい内容を時系列でメモしておきましょう。あなたが会社で頑張ってきた証でもあります。持っていて損はありません。

*少し話はズレてしまいますが、副業で情報発信をする場合にこういった情報は大切になります。あなたの強みでもあり、ブランディングになるからです。自分の強みは後で思い出そうとしてもなかなか上手くいきませんので、現役の間に都度メモしておきましょう。

会社を辞めたいと言うあなたがもらうべき給与額は?

さて次に少し厳しい話をしたいと思います。

先程「職務経歴書」を通してあなたの成果を振り返ることが出来たと思うのですが、そこでひとつ質問です。

あなたが社長なら、今の自分に給料をいくら払いますか?

〇〇円/月です。ボーナスは○ヶ月分。

空欄を自分で埋めてみて下さい。給料をもらう側として考えると多い方がいいに決まっていますし、毎月どうしてこんなに少ないのだろうという不満しかないはずです。給料に満足している社員なんてほとんどいません。

ではあなたが社長だったとして、今のあなたの働きに対して、毎月いくらまでなら支払おうと思いますか?今よりも多くなるでしょうか?少なくなるでしょうか?多く払うほど、社長のあなたの取り分は減るわけですが。

そもそも今の職場で、同じチームにあなたがもうひとり居れば助かると思えますか?それは月にいくら支払うなら割に合うでしょうか。

こうやって客観的に自分の値段を定めてみることは少し嫌な気分にもなるのですが、転職や副業など、次のステップへ行くときにも非常に役立ちます。自分はどれぐらいのスキルがあって、それをいくらで売るのか。そこをしっかり決めていると仕事の軸がしっかり定まりますので転職の面接でも不安になりませんし、自分のビジネスをするときにも迷わず最短距離で進めることが可能になります。

自分の値段を高く出来なかったのなら、もう一度、今の職場で出来る自分なりのスキルアップを考えてみてからでも遅くないのではないでしょうか。

転職先でも会社を辞めたいと思う可能性はかなり高い

転職がキャリアアップの為であり、今の会社から戦略的撤退をするのであればよいのですが、環境が悪いから逃げるという意味の場合は会社を辞めることをおすすめ出来ません。

なぜなら同じような悩みは転職先にもあるからです。

  • 偉そうな年下の上司
  • セクハラ問題、パワハラ問題
  • サービス残業、休日の持ち帰っての業務
  • 飲み会の誘い、会社のイベント
  • 面倒な人間関係、噂話、陰口
  • 低レベルの教育体制
  • 古い慣習、ずさんな労務管理

などなどなどなど。転職になるとリセットできることも多いですが、ほとんどの悩みは別の環境で人間が入れ替わるだけで同じように発生します。さらに給料は減ることが多いわけですから悩みが増えてしまいます。

転職をするな、ということを言っているわけではありません。退職を考える状況にまでなっているのはその管理者や会社そのものに問題があるのですから。

しかし万が一、今の職場での問題をあなたが責任者だった場合に改善できるのであれば、今からでも改善に取り組んでみてはどうでしょうか?そのような人材は転職先も欲しいので、会社を辞めるにしてもいい練習環境になります。

募集している転職先が40歳以上を採用する理由は管理者が欲しいからです。チームリーダーとしての能力を求められるのですから、現在の職場の問題を解決するための努力が無く、「上司が悪い」と言ってしまうだけでは採用されるのは難しいです。また採用されたとしても次の職場環境は上司次第で決まるという同じ状況になってしまいます。

そしてそういった考え方、「上の責任だ」という考え方ですと次の会社でも苦労します。今の会社のキャリアもなくなって40歳の若手になってしまうのですからさらに悪い状況が待っています。
「なるほど〇〇さんはすごいな」と言われる経験が豊富だからこその考え方職場のマネジメントが出来るようになれば転職先も広く選択できるようになります。そしてそれは今の職場で訓練が出来るわけです。

去っていく会社を改善しても仕方がないと思うかもしれませんが、それにチャレンジする働き方を続けることは今の会社でも働きやすくなりますし、そういった人材を転職先も欲しています。副業をする場合も当然PDCAを回して問題を解決し、売上を伸ばす努力をするのですから人生すべての部分に関わってくる大切なことです。

繰り返しますが、目の前の問題を「自分の責任で」解決する考え方を持ちましょう。

まとめ

今日のポイント:会社を辞めるか悩んだら
  1. 実際に辞めたつもりで具体的に考える、動いてみる
  2. 自分の価値(値段)を見つめ直す
  3. 転職先にも同じ悩みがあると心得る

今の会社で出来ることをチャレンジしてみましょう。そしてそれを記録に残しましょう。そうしてあなたの成果やスキルが明確になれば、会社に残っても転職しても大きな財産となります。いずれにしてもいいステップアップが待っているでしょう。

自分のスキルがわかると、どこで活躍すると楽しい人生になるかがわかります。それが今の会社なら残りましょう。別の会社なら移りましょう。自分を売り込みに行くのです。

職場でのストレスの原因のほとんどは、周りの環境のように見えて実は自分自身の能力に対する理解不足だったりします。まずは隣に座っている同僚や上司に目を向けて、お互いにとって何か改善できることがないか探してみることから始めてはいかがでしょうか。

あなたに出来ることは意外とたくさんありますよ。